人間の家にこっそりと棲みつき、その家の子ども達と遊ぶのが大好きな座敷わらしの「わらしー」。
子ども達が大きくなると新たな住み家を求め引っ越し、新しく出会った子ども達と友達に。そんな暮らしを300年も続けてきた。今の家の男の子ともすっかり仲良くなって楽しい毎日を過ごしていた「わらしー」だったが、ある日男の子と両親は突然、引っ越していった。
また戻ってくると信じて一人待ち続ける「わらしー」。
しかし、待てど暮らせど誰も帰ってこない。快適で、まだまだ住めそうな家なのに、新たな住人も入ってこない。

座敷わらしって?

家に住み着く子どもの精霊。子どもには見えるが大人には見えない。いたずら好きで住人を驚かせたりすることも。出会った人には幸運が訪れ、富をもたらすと言われ、福の神として親しまれている。